秋篠宮 眞子さま 佳子さま と北山トライアングル

2019年3月24日のニュース
「秋篠宮 眞子さまと佳子さま 姉妹でオーケストラを鑑賞」
というのが放送されたそうです。

その折、お客様から
「北山さんのトライアングルが映ってた」
という連絡をいただきました。

https://www.youtube.com/watch?v=6TL81Z7-QeA

皆さんご愛用の北山トライアングルの兄弟が
眞子さん佳子さんと同じ枠に映っていたとしたら
ちょっと面白いかもしれないなと思い、ここにご報告いたしました。

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ところで「兄弟」と書きましたが、
わたしから見れば兄弟というより「同じもの」です。

一本一本すべて 同じように 精魂の込められた物です。
いわば、すべてが双子、三つ子、四つ子、、という感じです。

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さて、それについて私も聞いて驚いたことがあるんです。
こんな噂があるそうです。
「キタヤマ製で出来のいいやつは海外や有名オケに行ってる」
「日本にあるものはそこから弾かれたものだ」


私も別のメーカーでそういう噂を聞いたことがあります。
エンドーサーにはとびきりのものを渡して宣伝してもらい、
市販品は見た目だけ同じだけど中身はおもちゃみたいなものを提供する、
という類の話です。

それを私がしてるですって?

とんでもない!
私は特殊な環境で育ったせいで、
「偉い人にはいいものを作って渡す」
というようなことが出来ない性分でございます。

全てに等しく力を注がないでは居られないんです。
もっというと、単純にそういうところが不器用なんです。

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”特殊な環境”と言いましたが、それは実家のことです。
それについてここでは詳しく書きませんが、

どうしたら材料の一つ一つを最高の状態に持っていけるか、
どの瞬間を切り取っても最高な状態でいさせられるか。
そしてこれに触れた人はどう感じるか、
どこに行っても小ばかにされて悲しい魂は
これに触れてこの世の中に少しでも希望を見出せるのか。

作品の全てにおいて一瞬でも気を抜いてしまった瞬間はなかったか、
完璧に息を詰めた仕事が出来たか、
古今東西過去未来を超えて最高の部類の何かを生み出せているのか。

等など。

そうやって育てられ、そういう修業をした私には
根っこからそれらが染み込んでいますゆえ、間違っても
「N響やウィーンフィルには半年かかって調整したくせに、私には一週間か…」
ですとか
「一流プロの楽器は見た目は市販品と同じでも材料も精度も全部違うんだよ」
なんていう仕事はできません。

そんな仕事は私にとってなんの役にも立たないどころか害です。
刻印と共に恥が永遠に残ってしまう。
だから絶対出来ないんです。

逆に、どれだけ有名になってもそんなことしてるのは私からしたら最低に思います。 
人や仕事に貴賤があるとすれば、そこでしょう。

根性の問題でしょうか。

もちろん私なんぞが人間さまの在り様について
語ろうなんて百億年早いんですが、
少なくともそこを外してしまうと私は私じゃなくなってしまう重要な点なの!
ということでして、私が思う人生に対する誠意とか一生懸命さというのはそういうことです。

だから、
ベルリンフィルのkitayamaも
眞子さま佳子さまのお耳に入ったキタヤマも
女王陛下のお耳に入ったkitayamaも
全て同じです。
もちろんあなたのキタヤマもすべて同じです。
個体差はあってもすべて私の精魂のこもった分け御霊です。

改めて思います。
「いい楽器は全部海外に行ってるんじゃないか?」

これに対する答えは、
「海外にあるのも日本にあるのも同じだよ。
あなたにとって良きゃ良い、悪きゃ悪い。気に入ってくれた嬉しいな」

という感じでしょうか。

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さて話を皇室のお二方に戻しますが、
鑑賞されたのはショスタコービッチだそうですね。

ショスタコでのトライアングルといえば相当な音量音圧が必要になりがちですが
北山トライアングルにはそんな中でも突き抜けるモデルもございます。

サンタチェチーリア音楽院管弦楽団員で同音楽院教授、
世界的ピアノストのマルタ・アルゲリッチや
チェリストのミッシャ・マイスキーとも共演している
エドアルド・ジャキーノというパーカッショニストがいます。

この方もキタヤマに惚れてくれて世界中で強力に広めてくれているのですが、
彼自身の演奏では何にでも北山トライアングルを使っているそうです。
ショスタコでもマーラーでもチャイコフスキーでもラヴェルでも。
もちろん日本国内で手に入るものとほぼ同じものです(笑)

この話を急にしたのは、たまに
「オーケストラで使えますか?」
などの相談を受けるためです。

この話を以て「大丈夫みたいですよ!」とお伝えしておきます。

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